近年フリーラジカルは種々疾患の原因因子としての作用が明らかになっている。
これらによって発症する疾患の予防または治療の為、フリーラジカルを消去する作用のある食品が注目を浴び、
それらの食品成分のフリーラジカル消去活性が多く測定されている。しかしフリーラジカル消去活性の測定には
サンプルの処理方法を含め、良い方法が確立されていない。現在最も良く用いられるのは、比較的安定な
ラジカルを持つ1,1-Diphenyl-2-Picrylhydrazyl(DPPH)である。
※引用文献 水溶性食品に対するフリーラジカル消去活性の測定法の確立
DPPH法により各検体の10倍希釈,30倍希釈溶液のラジカル消去能を測定したところ
以下の表(表1および2)とグラフ(グラフ1および2)に示す様な結果が得られた。なお活性は、α-トコフェロール(VE)換算濃度として表した。ルイボスティー3種に野菜ジュースおよびオレンジジュースと同等かそれ以上のDPPHラジカル消去活性が
認められた。また、ルイボスティー3種ともに麦茶およびレモン水よりも高い活性が認められた。
ちなみにグリーンルイボスティーは全検体の中でも最も高い活性であった。
★ルイボスティー3種と野菜ジュース、オレンジジュース、麦茶、レモンウォーターの7種飲料を
上記比較分析した結果、活性酸素を含むフリーラジカル全般に対する消去活性を確認する事ができました。